【常滑市立常滑西小】ネットモラル〜著作権のきまりを学ぶ〜
- 公開日
- 2012/08/03
- 更新日
- 2012/08/03
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
最近、図画工作の作品などで、何人か同じような作品になっているもの、教科書の作品をそのまま真似て作ったものなどがよく目立っていました。総合的な学習の時間でインターネットや図書での情報収集が始まりました。相手に許可無く使用することはいけないこと、またそのまま丸写しするのは違法であり、情報を使用する際のルールを知り、相手の気持ちを思いやることが大切です。
事例で学ぶ Netモラル(広島県教科用図書販売株式会社)の中の、「クラスのマーク“ピーチくん”」という資料を使い、著作権についての学習を行いました。本資料は、クラスのマークを一人一人が考えることになり、ミカが考えた「ピーチくん」をさやかが真似してしまい、ミカが休んだ日にさやかの考えたマークとして採用され、翌日にその事実を知ったミカがショックを受けてしまうという状況を描いたものです。
「さやかはどうしてミカのキャラクターを真似してしまったのか。」「“ピーチくん”がクラスのマークに決まったとき、さやかはどんな気持ちだったか。」「ミカが事実を知り、机で泣いてしまっているのを見たさやかはどんな気持ちだったか。」など、主人公のさやかの気持ちを考えながら、他の人が作ったものを大切にするにはどうしたらよいかを考える活動を行いました。さやかがどうすればよかったのかについては、「真似してはいけなかった。」「ミカに許可を取っておくべきだった。」「自分のオリジナルを作ればよかった。」などの意見が出ました。「人の作った作品には著作権という権利があり、人の作った作品は、許可をもらわずに、勝手に使ってはいけない。」というきまりを学び、自分自身の生活を振り返ったり、これからの生活について考えたりすることができました。