モラルBOX日記

【西尾市立吉良中】 震災体験談から学ぶ命の大切さ       −親子講演会を通して−

公開日
2012/10/12
更新日
2012/10/12

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、6月16日の親子講演会で、石巻市在住の作家阿部邦子氏をお招きして、全校生徒とその保護者で、昨年度の3・11の震災の体験談を聞く機会を設けました。阿部氏の東北弁混じりの話し方に加え、気さくな話しぶりに、会場中が引き込まれ、時間があっという間に過ぎました。生徒たちは、阿部氏の切実感のある体験談から「命」と「自分や周りの人を大事にすること」の大切さを学びました。特に「生きてください」「危機感をもってください」「言葉で伝えてください」という言葉が印象に残りました。生徒それぞれの心に響いたようでした。 以下に生徒の感想の一部を掲載します。
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 邦子さんの話を聞いて、常に危機感をもち、生きている限り輝いて、生き延びたいと思います。私の弟は、喘息でいつも薬を飲んでいます。それがないとゼーゼーとなってしまいます。しかし、もし、地震が来たら薬をとりに行かずに、生き延びるために逃げ切りたいです。私のおじいちゃんは癌のせいであまり声がでませんでした。だけど精一杯話そうとしてくれて、私は、邦子さんのように「おじいちゃん大好き」と言ったことを覚えています。私も後悔はないです。邦子さんの話を聞いて、「言葉」の大切さを改めて実感することができました。家に帰ったら母に「産んでくれてありがとう。」と伝えたいです。私は、常に、前向きに生きて、いろんな感謝の気持ちを伝えていきます。邦子さん、私は生き延びます。輝きます。前向きに生きて「言葉」を大切にします。

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