モラルBOX日記

【西尾市立東幡豆小】食育を通して命の尊さを学ぶ

公開日
2012/12/10
更新日
2012/12/10

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 東幡豆小学校3年生は、道徳教育推進活動として総合的な学習「いただきます・ごちそうさまの感謝の心」に取り組んでいます。この学習では、次のような学習計画を立てて実践しています。
1 ねらい
 元気に生活するために、バランスよく食べることの大切さと、食事を作ってくれる人がいること、大切な命をいただいていることに気付かせる。
2 学習の展開
(1) 社会科学習との関連
 地域のスーパーマーケットへ見学学習に出かけ、多くの食材があり、私たちの食生活を支えていることに気付くことができる。
(2) 国語科学習との関連
 図書ボランティアの方に「ばばばあちゃんのむしぱん作り」という本を読み聞かせしていただき、実際にその本に書かれているとおりの蒸しパンを栄養教諭の指導で作る。そうした活動を通して、調理への興味を高めると共に、料理をしてくれる人たちの苦労の一端を体験し、感謝の心を持つことができる。
(3) 道徳の時間との関連
 金子みすゞの詩「お魚」「大漁」を読み物資料とし、毎日おいしく食べている魚の命について考え、生命尊重の心情を高めることができる。
(4) 総合的な学習の時間の展開
  ア 食事の栄養と大切な命をいただくことへの畏敬の念を育てる授業
 自分の好きな料理には、どんな食材が使われ、その食材にはどんな栄養が含まれ、私たちの体にとってどのような影響があるのかを追求していく。また、自分たちの命が、多くの動植物の大切な命をいただいていることに気付き、命の尊さを感じることができる。
 こうした授業は、栄養教諭と連携を取り、TTによる授業を計画し、栄養素の専門的な知識や食事のバランスなど子どもたちに理解させていくようにする。
  イ 愛知牧場での体験学習
 愛知牧場で搾乳体験をしたり、牛たちの命の話を聞いたりして、乳牛とふれあうことで命の尊さに気付き、食事の大切さを理解することができる。