本校では，「ふるさと学習」と称して地域との関わりを大切にした体験学習を実施しています。ふるさとの自然・文化・歴史からふるさとについて学び，人々とのふれあいを通して，地域に対する思いやりの心をもった児童生徒を育てたいと考えています。
　先日，３年生がふるさと学習で地域の老人会の方々を講師に招き，二日間にわたって「わら打ちと縄ない」の体験をしました。先ず，わら打ちではわらのはかまを熊手で取り，柔らかくするために霧吹きでわらを湿らせながら木槌で打っていきます。リズム良く木槌を打つ講師の方々に感心しながら，上手に打つこつなどを教わりました。
　２回目は，自分たちで打ったわらを使って縄ない体験をしました。子どもたちも初めは縄を手のひらでなう作業が難しく苦戦していましたが，こつをつかむと時間のたつのも忘れ，真剣な眼差しで縄をなう子どもたちの姿が見られました。
　最後にできあがった手作りの縄で縄とび遊びをしました。笑顔で縄をまわす老人会の方々と楽しそうにとびはねる子どもたちとの世代を越えたほほえましい交流が印象に残りました。