モラルBOX日記

【豊田市立小渡小】 情報モラル教育

公開日
2012/12/11
更新日
2012/12/11

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 豊田市立小渡小学校では、6年生がICT支援員と共に「無料サイト・ダウンロードの違法性・危険性」について学んだ。
 6年生はあと半年余りで中学校へ入学する。中学生になると携帯電話を持つ児童が増える。そして、「無料」と謳われたゲームや音楽のダウンロードなど、児童が取り付きやすい環境に危険性が溢れている。本校の児童はほとんどが携帯電話を持っていないが、中学校へ入学する前に知っておいてほしいという願いを込めて取り組んだ。
 授業の導入では、小学校の児童が被害にあった事例を紹介した。その後、インターネットサイトの「ネット社会の歩き方」の「無料ダウンロード」という教材を使用し、無料になる仕組と危険性を学んだ。その後、豊田市の小学校に導入されたベネッセコーポレーションの「学習探検ナビ」の「情報モラルナビ」内にある教材「無料ダウンロード」を使用し、無料ダウンロードの違法性や被害について学んだ。
 どちらの教材も、アニメーションを見ることで、情報モラルについて考えられ、最後には分かりやすく要点がまとめられているので、活用しやすい教材となっている。
 最後に、ICT支援員が「身近に起こった問題はありますか。」と児童に問いかけると「友達の携帯電話で、チェーンメールを見たことがあります。」という意見が出され、その児童から実際のチェーンメールの内容が伝えられると、児童たちは身近な問題として捉えていた。その後、ICT支援員はインターネットサイト「チェーンメール大倉庫」から、実際のチェーンメールをいくつか紹介した。
 児童たちは「こんなのありえないよ。」と冷静な判断をしていたが、このような実際の事例を知っているかいないかで、実際に対処するときに大きな違いがでてくると思われる。