【一宮市立浅井中小】「ふれあい読書」
- 公開日
- 2012/12/13
- 更新日
- 2012/12/13
ちょっといい話
本校では、異学年交流の場として「ふれあい読書」を行っている。これは、上級生が下級生に本の読み聞かせを行うものである。この日のために上級生の児童は、どんなお話を読むかを考えながら本を選ぶとともに、何度も読む練習をしてきている。そんな姿を見ていると、上級生の温かな気持ちが伝わってくる。
当日、上級生はやや緊張した表情であったが、ペアの待つ各教室へ分かれ読み聞かせに取り組んだ。上級生は今まで練習してきたように、分かりやすく、丁寧に、ゆっくりと読むことができていた。読んでもらう方の下級生は、はじめは硬い表情であったが次第にほぐれ、上級生に身を寄せうれしそうに聞くようになっていった。1冊目が終わると2冊、3冊目と読んでもらえるので、下級生はとても満足そうであった。終り頃になると上級生はさすがに疲れた表情であったが、別れるときには笑顔いっぱいの充実した表情を見せていた。
この取り組みは学期に1回程度の活動ではあるが、他の学年とともに過ごすことで下級生に対しての思いやりの心や、上級生に対しての尊敬の心が育つ良い機会になったと考える。