【豊田市立岩倉小】インターネットを上手に使おう
- 公開日
- 2012/12/13
- 更新日
- 2012/12/13
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
高学年になると、算数や理科、社会、総合的な学習の時間などで、パソコンを使う機会が増える。特に、社会や総合的な学習の時間には調べ学習をすることが多く、インターネットサイトは有力な情報源となる。中学年・高学年と学年が上がるにつれて、インターネットの利用頻度がより高まり、小学生のうちにインターネットに関する基本的な知識や心構えを身に付けておく必要がある。
小学生に知識や心構えを身に付けさせるためには、まずは体験させることが適切である。そこで、「はむはむのオンライン教室」や「情報倫理教育」などで様々な事例を体験しながら学習していくことにした。
子供たちは、個人情報を漏らすことの危険性や詐欺サイトの存在、インターネットサイトの情報の信憑性などについて、一つ一つ、5〜10分ほどの時間をかけて体験し、考えていった。体験といっても、子供たちはこのサイトは安全であることをあらかじめ知っているので、「やっぱりな」「知ってたよ」などと言って、わざと間違えて遊ぶ子もいた。しかし、体験したことをみんなで話し合う中では、「家で一人のときだったら怖い」「だまされちゃうかもしれない」などの意見が出て、インターネットを利用することの危険性に気付くことができた。
その後、「『変だな』『おかしいな』と思ったらそれ以上近付かない」「困ったことが起きたら大人に相談する」などの基本的な心構えを指導した。子供たちは、体験によって具体的な危険に触れた直後なので、心構えの大切さをとても素直に受け入れることができた。
実際の危険サイトは、もっと巧妙な手口で利用者を陥れようとするので、今回の学習だけで指導が十分とは言えず、繰り返し学習していくことが大切である。しかし、早い時期にインターネット利用の基本を楽しく学ぶことができたことは、今後の子供たちのインターネットの安全・安心利用に生かされていくと考える。