【豊田市立益富中】 人としての温もりを感じて −−赤ちゃんだっこ体験−−
- 公開日
- 2012/12/13
- 更新日
- 2012/12/13
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
生徒は社会の世相を反映しコミュニケーション能力は弱まり,家庭や家族の絆さえ希薄さが感じられるようになってきた。生徒に他者と関わる機会を多くもたせたいと考え,2年前から子ども家庭課と協力して,「赤ちゃんだっこ体験」を実施している。
本年度の活動は10月10日。当日はふれあい活動だけでなく,車までのお迎えやお見送り,手が空かない母親に代わっての荷物持ちなど,様々なことを体験している。赤ちゃんだっこ体験は,子どもの成長や命の重みを感じることができただけでなく,会の運営や手伝いに来た「子ども家庭課職員,保護者ボランティア,母子保健推進委員」など,様々な地域の人々と関わりをもつ機会となっている。
1時間程度のふれあい体験だが,活動後に自分と交流した乳児親子へ書いたお礼の手紙には,交流した乳児の健やかな成長を望む気持ちや,自分の親に対する感謝の気持ちを抱いた内容が多く書かれている。事前アンケートでは「積極的に乳幼児の世話をしたいとは思わない」,「育児は母親の仕事」という考えの生徒が7割を占めたが,体験後は「育児を手伝いたい」「進んで世話をしたい」という考えの生徒が8割を占めるまでになった。