モラルBOX日記

【稲沢市立治郎丸中】親子のつながりを深めよう

公開日
2013/01/09
更新日
2013/01/09

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 中学生になると、親のことを「うっとうしい」「邪魔」と邪険に扱うようになってくる。実際の会話でも、そのような言葉が出てくるときもある。
 人は、一人では生きていけないこと、今の自分が生きているのは親が育ててくれたおかげであるという当たり前のことに気づかせたい。親の前で本音を話すことが少なくなってきている今だからこそ、授業参観で親がいる前で、親のありがたさについて考える場を設けた。
 相田みつをさんの詩「花を支える枝」を用いて実践を行った。実際に花の咲いている植物を用意し、花がどの部分に支えられていて、きれいに咲いているのかを考えさせた。その後、自分が花だとしたときに、誰に支えられているのかを考えさせた。特に、植物の中で見えない根の部分は、親が担っていることを理解させ、今の自分にとって見えない部分で頑張ってくれている親のことを深く考えさせた。
 ワークシートに、それぞれ自分を支えてくれている人への感謝の気持ちを表現し、家族の人に見せるようにした。そして、親から生徒へ励ましの言葉を記入してもらった。その言葉を見て、感想を生徒に書かせた。そうすることによって、親の思いを感じ、さらに努力していこうと思う生徒が多くいた。
 生徒と親の関係がよくなっていくことこそ、中学校生活で大切なことだと思う。困ったときに一番助けてくれる安心感をもって生活することが、心豊かに成長してくれることだと思う。さらに、今回の実践だけでなく、学校からの通信などで、家族で考える場をもってもらえるようにしていきたいと思っている。