モラルBOX日記

【瀬戸市立水無瀬中】支え合いの心

公開日
2013/02/19
更新日
2013/02/19

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 瀬戸市立水無瀬中学校では,2月14日に特別支援学級のG組で「卒業生を送る会」を開きました。ご覧のように,PTAの方や子どもたちに関わりのあったたくさんの方が参加してくださり,大変盛会でした。
 私たち大人は,日頃,子どもたちの健やかな成長のためには,学校・地域・家庭がしっかりと連携をして子どもの教育にあたることが大切だと考え,『自分たちが子どもたちを支えていかなくては』という思いで行動をすることが多いように思います。
 しかし,このG組の「送る会」に参加すると,「支えている」という思いが自分のなかで,まるで溶けていくような,そんな思いに駆られます。これはどういうことなのでしょう。
 それは,生徒の笑顔,元気いっぱいの歌声,思いのこもった別れの言葉・・・そのすべてが,ときに肩ひじ張って頑張っている私たち大人を支えてくれていることが実感できるからなのです。余裕をなくしているときには,彼らの自然な表情が大人たちの心を癒し,できた喜びが共有できたときには,喜びがさらに大きなものとなるのです。
 学校は,『子どもたちを育てるところだ』という独りよがりな認識が,学校は,『子どもたちとともに,地域が,保護者が,教員が育つところでもあるのだ』という思いに変わっていきました。この支え合いこそが,人間にとってとても大切にしなければならないものを教えてくれる心の教育なのだと実感しました。
 卒業生の皆さん,卒業おめでとう。そして,本当にありがとう。