モラルBOX日記

【春日井市立神領小】 インターネットは、本当に危険なの?

公開日
2013/02/21
更新日
2013/02/21

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の6年生は、学習ではもちろん日常生活などでもインターネットをよく使っているようである。その理由について「本などで調べなくても、知りたいことがすぐに分かって便利」「メールを送ったりもらったりできる」「音声や動画もおもしろい」などたくさんの意見が出た。このようにインターネットの便利さから、使用する頻度がどんどん増えている。しかし、児童の多くは「インターネットは、危険かもしれない」と思っているものの、具体的な危険についてはほとんど認識していない。そこで、6年生を対象にNetモラルの映像から次のようなテーマで学習を行った。
 始めに、「私たちは、ネットに依存しすぎていないか」と自分自身を振り返った。その結果、ネットに対する過度な依存は、生活のリズムを大きく崩してしまうことに気づいた。次に、「発信情報の広がりについて考えよう」では、文字だけで伝えることの難しさにも気づいたようである。「おもしろい・楽しそうだからみんなに知らせたい」という思いから発信した情報。しかし、一瞬にして広がってしまう。また、自分が想定していなかったように伝わってしまう。さらに、「一度広がってしましまった情報は、削除してもどこかに残ってしまうこともある」ということに気づいた。
 授業を終えて、児童の感想から「友達にメールを送った時、相手が誤解することはあまり考えていなかった。これから気をつけたい」「この情報は本当に正しいのかと、よく確認して発信することが大切だと分かった」など、自分との関わりで考えることができた。
インターネットは、便利さや情報の豊富さなどから、多義にわたって使われている。今後さらに、学年を越えた情報教育を実態に合わせていろいろな角度から進めていきたい。