モラルBOX日記

【豊橋市立大村小】インターネットを利用した被害防止

公開日
2013/07/22
更新日
2013/07/22

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 近隣の小中学校のPTA・職員が集まり,「インターネットの被害防止」という演題で豊橋市警察署から講師をお招きして交流会を行いました。講演会では,携帯電話を子どもに持たせる親の責任について考えました。子どもが携帯電話を使ううちにネットの犯罪などに巻き込まれる事例を聞き,危険な携帯電話にしないためにも,「フィルタリング」の利用とともに,「安全な使い方」について親子で話し合うことの大切さを感じました。また,下記の3つのポイントが大切だという指摘がありました。
・危険・有害なアプリを利用させない!
・ウィルス対策を行う!
・お子さんの使用状況をよく確認する!
 そこで,実際にどのくらいの子どもたちが携帯電話もしくはインターネットを使用しているのか調査を行いました。調査は,これから調べ学習の機会が多くなる3年生でアンケートを実施しました。その結果,携帯電話を持っている子は数人でしたが,インターネットをやったことがある子がほとんどで,自分一人でやることが多いことが分かりました。次に,「使う時のルールや約束が家庭の中で決まっているか。」という問いに対し,「変なことは調べない」「怖い動画は見ない」「パスワードは教えない」など,ポイントになる言葉は出てきたものの,ほとんどの子が「特にない」という結果でした。どうしてパスワードを教えてはいけないのかや,怖い動画とはどんな動画があるのかなどを考えていく中で,不当請求や悪質なサイトの存在,情報が盗まれてしまう怖さを知らせました。授業後のふり返りでは,「インターネットは面白いだけじゃないことがわかった。」「家族で約束を作って自分一人で使うときは気をつけたい。」などの感想が聞けました。
 今回の交流会から,インターネットを通しての犯罪が多くなっているからこそ,子ども自身が使う上でのマナーや約束を守ることだけでなく,親子での話し合い・子どもを取り巻く環境の整備を整えることが大切だということを改めて感じました。