モラルBOX日記

【愛西市立勝幡小】児童会のリーダーシップと全校児童のフォロワーシップ

公開日
2013/08/22
更新日
2013/08/22

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校がめざす学校像は、「児童が生き生きと元気に活動している学校」です。それに向けて大きな推進力の一翼を担っているのが、児童会活動です。
 本校の児童会活動は、選挙で当選を果たした運営委員会の役員の公約をもとに、半年ごとの活動が決められていきます。その公約は、「元気にあいさつのできる学校にしたい」、「自分たちの学校を自分たちできれいにする活動を進めたい」、「エコキャップを集め、社会に役立つ活動を進めたい」といった内容です。その中から本年度実施された二つの実践を紹介します。
 一つは、きれいな学校を目指して立ち上げた「草取る写真撮る運動」です。本来なら児童にとって楽しく貴重な始業前の時間をこの活動の時間にあて、全校がペア学年を組み、割り当てられた場所の草取りを行いました。そして、そのがんばりを記録に残す意味で、活動の最後に取った草と一緒にみんなで記念撮影をしました。学校美化に向けて、一人一人が達成感をもつことができ、普段の清掃活動にもその気持ちが継続されています。
 もう一つは、自分たちでできる社会貢献と環境保護の気持ちを高めることをめざしたエコキャップ&アルミ缶運動です。運営委員会の役員5人が「エコレンジャー」に扮し、歌とダンスも作り、この運動を盛り上げました。その甲斐あって、毎週月曜日の収集強化日には、たくさんのアルミ缶やキャップが集まります。自分たちでできる小さな行動が誰かの役に立っていることを知り、さらにがんばろうという気持ちをもつことができました。
 これらの活動が有意義に展開されているのは、児童会役員のアイデアあふれる企画力に基づいたリーダーシップのもと、それを支えようとする全校児童のフォロワーシップがあったからこそだといえます。他と協働し、他のために自分ができることを自身で考え実践しようとする力は、この子たちが大人になって社会の中で生きる時にも、ぜひとも持ち続けていてほしい力です。そのきっかけを教師の支援により児童たち自身が作り、実践を続けている児童たちです。

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