【一宮市立木曽川東小】インターネットの怖さ
- 公開日
- 2013/07/31
- 更新日
- 2013/07/31
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では,情報モラルとネットワークの危険性について授業を行いました。
まず,児童にインターネットについて知っていることや考えなどを聞いてみると,「便利である」というものが大半でした。インターネットの危険性について触れる意見も一部ありましたが,どこか他人事のようで,自分たちからは縁遠いものだと思っているような印象を得ました。
続いて,ネットワークの仕組みについて簡潔に理解するため,ICT活用教育支援ソフト「スカイメニュープロ」を使いました。児童が各自の画面で思い思いの作業をしたものを,全員の画面に送り,自分が入力した情報が公開されるということの実感をもたせました。自分の作業した内容がすべての画面に表示されると,写された児童は恥ずかしそうにしたり,声をあげて喜んだりしていました。しかしその後,「これがもし,この教室だけでなく世界中に広がってしまうと考えたら,どうですか」と問いかけると,児童は一様に黙っていました。
それから,ネットワークについて説明した上で,「ネット社会の歩き方」(http://www.cec.or.jp/net-walk/)というウェブサイトを活用し,情報モラルやネットワークの危険性について学習しました。個人的に携帯電話を持っている児童は増えてきており,児童の身近でネットワークにつながるものとして,その使い方のルールについても確認しました。
児童からは,「ルールを決めて使うことが大切」「よく考えて使わないと怖い」といった意見が出ました。
最後には,ネットワークでのトラブルに起因する事件の一例として,2004年6月1日に起きた佐世保小6女児同級生殺害事件に触れ,ときには命に関わるものでもあると,児童に注意を呼びかけました。