モラルBOX日記

【岡崎市立小豆坂小】  教材「ゲームに熱中すると」を使って、ゲームをするときに気をつけることを考える。

公開日
2013/08/09
更新日
2013/08/09

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 ゲーム機で遊ぶ児童が多い。ゲームをする時間を決めていても、それを守らずいつまでもやり続けてしまう児童もいる。4年生で、『事例で学ぶNetモラル』「ゲームに熱中すると」を利用し、ゲームで遊ぶとき、どんなことに気をつけたらよいか考え、話し合った。
<教材のあらすじ>
ゲーム機を買ってもらって喜ぶけんた。夜遅くまでゲームをしてしまい、授業中にぼっとしてしまう。ついに外にも遊びに行けなくなり、保健室で休み、先生に心配されるというお話。

<授業の流れ>
・携帯ゲーム機を持っているか、1日に何時間ゲームをするのか、児童の実態を調べる。
・Netモラルの「ゲームに熱中すると」を視聴する。
・ゲームを買ってもらったときのけんたの気持ちを発表する。(第1発問)
・切りがつかずに、ゲームを続けているときのけんたの気持ちを発表する。(第2発問)
・ゲームをした翌日の、授業に集中できなかったときのけんたの気持ちを発表する。 (第3発問)
・ゲームをするときに、どんなことに気をつけなくてはいけないかを考え、プリントに書き、発表する。(振り返り)
<子供の様子>
・導入で、ゲーム機を持っているかどうかを確認すると、学級の27人全員が持っていた。ゲームをする時間は、多い児童で3時間、少ない児童で20分であった。1時間という児童が最も多かった。
・第1発問については、「うれしい」「いっぱいやりたい」「全部クリアしたい」「みんなで遊ぼう」など、ゲームを買ってってもらった喜びとやりたいという意見がたくさくさん出た。  
 第2発問については、「クリアするまでやめられない」「あと少しだけやろう」「できるまでやろう」「音を消せば、分からないや」と、やりたい気持ちが抑えられない。また、ちょっとだけなら大丈夫だという甘えを指摘する意見が多く出た。
 第3発問については、「今日もゲームをしたい」「眠い」「やりすぎた」「やらなければよかった」「これから早く寝よう」「お母さんにあずければよかった」「夜遅くまでやらなければよかった」「時間を守ればよかった」など、自分のしたことに後悔をしたり、時間や約束を守ればよかったという行動を見直したりする意見が出された。
 話し合いを通して、ゲームをやるときには、「時間を守る。」「約束を守る。」「休んでもやりすぎないことが大切。」など、気をつけなくてはいけないという意見が出された。睡眠を十分取らなくてはいけないという意見も出てきた。
・授業の後、家に帰って、ゲームをやるときのルール、約束ごとを家の人と話し合ったという児童もいた。

<授業の感想>
・児童にとって最も身近なゲームの話なので、児童は自分の問題として考えることができた。
・ゲームのやり過ぎはよくないと分かっていても、つい長く続けてしまう児童がいる。しかし、今回の授業を通してやり過ぎがなぜいけないのか、ゲームをするときに気をつけることについて考えることができた。ゲームをするとき、目を疲れさせないために部屋を明るくするようにした。また、ゲームのやり方・ルールについて、家の人と話し合うよい機会となった。