【西尾市立一色西部小】笑顔と歓声があふれる保育園児とのプール交流
- 公開日
- 2013/08/27
- 更新日
- 2013/08/27
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、幼保小連携の一環として、プール交流会やチューリップの球根植え、保育参観などを実施しています。高学年となり学校の担い手となって活動し始めている児童にとって、小さい子どもたちの目線に合わせて話をしたり、相手の立場に立って活動をしたりすることは、とても貴重な経験となっています。特に、相手の思いや願いをしっかりととらえ、意欲を引き出すような関わりをすることで、相手への愛着を感じながら、思いやりの心をもって接する気持ちを育むことにつながると考えています。
現6年生は昨年度、保育園の年長さんとペアになってチューリップの球根植えを行いました。プランターに土と肥料を入れて、球根を1人1鉢ずつ丁寧に植えていきました。自分たちで植えた球根に一緒に名札を付けて、春に新1年生として入学してくる時に、そのチューリップが出迎えてくれます。
そして、6年生になった今年は、昨年度の経験を生かしてプールでの交流活動を行いました。当日は、とても暑くなり、水が気持ちよく感じる天気になりました。準備運動をすませた後、一緒に手をつないでプールの中を歩いたり、浮き輪遊びをしたりしました。はじめは、どんな話をすればいいのか、どうすれば喜んでくれるのか、相手の様子を確かめながら話しかける児童の姿も見られましたが、緊張感を和らげるような言葉遣いをしたり、進んで手をつないで安全に歩けるように一緒に連れて行ったりする姿が広がっていきました。児童の感想の中にも、自分自身の心の変化を感じ取った言葉がいくつも見られました。
「はじめは緊張したけど、遊んでいるうちに話してくれるようになってうれしかったです。」
「浮き輪で遊んで保育園の子が楽しそうにしていたのでよかったです。」
最初は大きなプールに少し不安な様子だった園児たちも、6年生のお兄さん、お姉さんのやさしさでプールいっぱいに笑顔があふれ、かわいい声が響き渡りました。別れる時は、ぎりぎりまで別れるのを惜しんでいる園児の表情と、「また遊びに来てね」と姿が見えなくなるまで手を振って見送る6年生の姿が印象的でした。
交流活動を一つのきっかけとして、さらに高学年として学校をリードしていこうとする意欲や姿勢が高まるとともに、相手を意識した接し方や思いやりの心をもって仲間と関わっていく姿につながっていくと考えています。