【春日井市立松山小】 「さつまいも畑の除草作業」
- 公開日
- 2013/08/23
- 更新日
- 2013/08/23
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では, 勤労生産学習の一貫として,さつまいもの栽培を行っています。広い畑に,一人2株ずつさつまいもの苗を植えて,秋の収穫に向けて全校で育てています。「苗植え,水やり,除草などの手入れ,収穫」という1年の流れを通して,進んで働くことや愛着をもって作物を育てる心の育成と,収穫の喜びを体得させたいとの願いをもって活動しています。しかし,実際の作業は言葉で言うほど簡単なものではなく,特に梅雨の頃,雑草はいもの苗よりも力強く成長し始めますので,そのままではいもの成長に影響が出ます。
そこで、ボランティア委員会の児童が朝会で除草作業に関する趣旨説明をし,「おいしいさつまいもがたくさんできるように,進んで畑をきれいにしよう」「自分のためだけではなく,みんなのために進んで働こう」と呼びかけました。
3年生以上の児童が,5日間にわたって,毎日50人以上参加しました。今年6月は,雨が少なくて,畑の土が石のように固まっていました。道具を使って土を軟らかくする人,雑草をぬく人,ぬいた草を集める人,それぞれ手分けして作業を進めました。強い日差しの中での作業で,どの子もすぐに汗だくになっていましたが,「暑かったけど畑がきれいになって良かった」「たくさんさつまいもができるといいな」と笑顔で返してくれる言葉が印象的でした。
また,保護者の方や職員も7月から夏休みにかけて除草や手入れを行っています。「秋の収穫に向けて,子どもたちのために立派なさつまいもが育ってほしい」と願いを込めて,日々作業にあたっています。さつまいも畑にはたくさんの人の手が入り,豊作の願いがこもっています。その願いを子どもたちに伝えながら,収穫の喜びを掴ませていきたいと考えています。