【尾張旭市立三郷小】異学年交流「なかよし班活動」
- 公開日
- 2013/09/19
- 更新日
- 2013/09/19
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
「これ,どうやってやるの?」と聞く子に,「箱の中に手を入れて,中に入っているものを当てるんだよ」と優しく教えている子。「ぜんぜん,とれない」とあきらめ顔の子に,「こうやってやるといいよ」と教えている子。「次,何やりたい」と低学年の子のやりたいことを優先しようとする高学年の子。児童会主催の「なかよし班活動」では,こうした微笑ましい光景が,たくさん見られます。
高学年の子たちが,低学年の子たちも楽しめるいろいろなお店を準備します。そのお店を,低学年と高学年の混ざった5・6人の班で回ります。お店を担当する高学年の子たちは,お店に来た班の子たちを案内したり,やり方を説明したりします。そうした中で,困っている子がいたら,優しく教えたり,助けたりしています。班の中の高学年の子たちは,低学年の子の世話をしながら,お店を回ります。トイレに気を配ったり,給水に気を配ったり,お店を回る順番を考えたりします。
高学年の子たちは,「お店の係は,楽しい。どうしたらみんなが楽しくなるかやってみて,うまくいったときはすごくうれしい」「低学年の子が,うれしそうにゲームを楽しんでいると,よかったと思う」と言い,低学年の子たちは,「とっても楽しかった。お兄さんやお姉さんが優しく教えてくれてうれしかった」「私も早く高学年になって,お店をやってみたい」と言います。
こうした経験を積むことによって,高学年の子たちは,人を喜ばせることは,楽しくてやりがいのあることだということを知ります。それは,人のことを考え,その人が何をしてほしいかということを考える,「思いやり」につながります。低学年の子たちは,高学年の子たちが生き生きと人を喜ばせるために働く姿を見て,あこがれます。そうして「思いやり」を育てる連鎖が生まれます。
これからも「なかよし班活動」を通して「思いやり」のある子どもたちをたくさん育てていきます。