【豊田市立矢並小】 鈴木正三のご縁に結ばれて
- 公開日
- 2013/09/19
- 更新日
- 2013/09/19
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校は、平成10年度から、「夢を育む天草交流 〜郷土の偉人 鈴木正三のご縁に結ばれて〜」というテーマで熊本県天草市立本町小学校との学校間交流を行っている。昨年度は、本町小を矢並に向かえ、本年度は本校の5・6年生15名が天草へ行き、本町小と隔年で交流をしている。
宿泊は、本町小の児童の家庭に3泊4日ホームステイをし、子供同士だけではなく、保護者や地域の方々とも交流を深めることができた。
学習発表会では、自分たちの地域の特徴や鈴木正三、鈴木重成の業績など、調べたことをまとめて発表しあった。本校の子供たちは、愛知県の特徴や鈴木正三の修行の場などを劇や画像で紹介した。発表を聞く中では、「なるほど」という声が上がり、お互いの地域のことや知らなかった歴史などを学習するよい機会となった。
何よりも心に残ったのは、天草の地域ぐるみでの取り組みである。ホームステイだけでなく活動への配慮や食事など、PTAの方々や地域の方々が中心になって活動を盛りたてていただいたその温かい心遣いが子供たちにも響き、お別れでの感想交流ではどの子も感謝の言葉を述べた。そして、「来年は、自分たちが迎える番だ。楽しみだね。」という声が聞かれた。
このように、毎年交流を繰り返しながら、郷土のよさ、人の結びつきの大切さを感じる心が子供たちの中にも育まれていく。正三がとりもつ縁を、今後も全校児童の心の誇りとして受け継がせていきたい。