モラルBOX日記

【東浦町立石浜西小】異学年集団活動

公開日
2013/10/15
更新日
2013/10/15

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では,相手を思いやる心や協力する態度を育てることをねらいとして異学年集団活動(ペア活動)を行っています。1年生と6年生,3年生と5年生,2年生と4年生でペアを組み,さまざまな活動に取り組んでいます。
 5月の校外学習では,町内にある於大公園にペアで歩いていき,一緒に遊具で遊んだりオリエンテーリングをしたりしました。高学年児童が低学年児童を思いやって歩くペースを合わせたり,低学年児童が楽しめるような遊びを考えたりして交流する姿が見られました。
 5月には運動会も行います。大玉転がしや障害物リレーなどの種目にペアで取り組みました。低学年児童にとってルールや競技のこつを教えてくれるお兄さん,お姉さんはとても頼りになる存在です。一緒にゴールしたときに喜び合う顔は,どちらも充実感に満ちあふれていました。まさに,高学年児童のリーダーシップが発揮される場面となりました。
 また,毎月第3木曜日にはペア読書を行っています。前日の水曜日に低学年児童が読んでもらいたい本を選んで高学年児童に届けます。当日は,高学年児童が低学年児童を迎えに行き,教室や図書コーナーなどで読み聞かせを行います。普段あまり本を読まない高学年児童が,抑揚を付けて読み聞かせをしていたり,寄り添って本をのぞき込んでいたりする姿が見られるのは,異学年での交流があるからこそと言えます。
 これらの活動をとおして,高学年児童は「低学年のことを考えて行動しなければならないので,これまで以上に責任感が高まった。」「自分だけなら途中で嫌になってしまうことも,最後までやり遂げることができた。」などの感想をもつことができました。
 また,低学年児童からペアの高学年児童に対して,「頼りになる。」「安心できる。」「一緒に活動できて楽しい。」などの声が上がっています。
 現在は,ペアで植えたサツマイモの収穫を10月に控え,準備を進めているところです。これらの活動を継続していくことで,相手を思いやる心がさらに広がり,学校中に笑顔があふれることを楽しみにしています。