【豊川市立中部小】福祉実践教室を行いました。
- 公開日
- 2013/11/05
- 更新日
- 2013/11/05
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年5年生を対象に福祉実践教室を行っています。
子どもたちの身近にはひと目見てすぐに障害があるとわかる人がおらず、障害についての知識が少なく、自分たちには関係のないことだという思いがあります。
福祉実践教室では、高校生のときに首の骨を折り、四肢不自由になった方のお話を聞きました。服を着ることもお風呂に入ることもお手洗いに行くことも自分一人ではできないこと、首から下は痛みや熱さ、冷たさを感じないためけがをしても気がつかないこと、車いすだと階段をのぼれないため行きたくても行けない場所があることなど、障害がある方の日常生活の様子や苦労について教えていただきました。5年生の子どもたちが当たり前にできることでも、障害があることでできないことがたくさんあることを知り、手や足が動くという当たり前のことがとても幸せなことであることを子どもたちも感じていました。また、身体が不自由で困っている人がいたら助けてあげたいとたくさんの子が振り返りに書いていました。
お話を聞いた後には、「手話」「点字」「要約筆記」「ガイドヘルプ」「車いす」の5つのグループに分かれて、それぞれ体験をしました。どの体験をした子どもたちも、障害がある人の気持ちを考えることができました。
子どもたちには、手足が動く、目が見える、音が聞こえるということが当たり前にできることの幸せを感じるとともに、それらができない人がたくさんいることを心にとどめておいてほしいと思います。