【扶桑町立扶桑東小】情報モラル教育
- 公開日
- 2013/11/08
- 更新日
- 2013/11/08
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が2003年に施行されてから,企業では情報管理が徹底されている。しかし,情報漏洩の問題も多々取り上げられており,個人情報の大切さを感じさせられることが多い。また,スマートフォンが普及している中で,SNSなどで気軽に写真などの情報が,不特定多数の人に対して公開できるようになり,その結果,情報の安全性や管理方法も注目されることも多くなっている。
そこで,「個人情報」がどうして大切なのか,どうして守らなければいけないのかを知り,自分や家族の情報を大切に扱おうとする思いを育てたいと考えた。
授業では,実際に携帯電話やスマートフォンを見せ,「情報端末」という言葉や,「個人情報」という言葉を理解させた。その後,教師の携帯電話に変なメールが送られてきたという「演出」をして興味を引き,そのメールの内容を児童のパソコン画面に転送して,児童同士で思ったことや感じたことを話し合ったり,発表したりした。
児童の意見の中には,「こわい」「どうして知らない人が住所を知っているの?」「知らない人には住所や電話番号を教えたくない」という発表が多くあった。
学校公開日には,「インターネットで調べよう」という学習で,親子で知りたい情報を探したり調べたりする方法について学習した。社会見学で訪問する会社について調べることで,児童は興味をもって意欲的に調べ,インターネットの便利さや情報収集の方法を学んだ。
「情報」の大切さを実際に体験する一方,個人情報を他人に知られる「怖さ」や「危機感」を感じることで,近い将来情報端末を利用することになったときに,その便利さを利用する一方,家族や他人の個人情報を守りながら上手に活用しなければならないことが実感できるよい機会となった。
今後の情報の学習にさらにつなげていきたい。