【豊橋市立中野小】素直にきける言葉
- 公開日
- 2013/11/20
- 更新日
- 2013/11/20
ちょっといい話
本校の1・2年生142人は,校舎1階で並んだ教室で生活しています。冷たい風がふきはじめても,元気いっぱいです。そのため教師にとって「授業終了」のチャイムは,子どもにとっては「休み時間の始まり」です。どの子も待ちかねたように,運動場へ飛び出していきます。
そこで「廊下は歩きましょう」というルールが問題になります。子どもたち同士で「○○君,走っちゃだめだよ」,「自分だって走っているくせに」というトラブルが何度もありました。
そんなとき生活安全委員会が,校内見回りをし,廊下を走っている低学年に声をかけてくれるようになりました。そのときの言葉遣いが「ねえ,ねえ,歩こうね」,「歩くと,人にぶつからなくていいよ」などと,とても穏やかです。声をかけてもらった低学年の子どもたちも,素直にその言葉を聞き,「歩く」という行動に移しています。
「廊下を走る」という行為を見かけなくなったわけではありません。しかし相手に素直に聞いてもらうためには,自分がどのような言葉をかけるのか,子どもたちとともに考えるよいきっかけとなりました。