【豊明市立大宮小】大宮農園と「にぎにぎ会」
- 公開日
- 2013/11/25
- 更新日
- 2013/11/25
ちょっといい話
本校には、校地内に「大宮農園」と呼ばれる学校農園があり、勤労生産体験を通して、人間性豊かな子どもの育成を進めています。6年生になると校地内にある田んぼで稲作体験をします。
実際に田植えを体験した6年生からは、「田植えの時に足を抜くのに苦労しました。」「こけないようにしていて大変でした。」「稲刈りが一番楽しかった。」「台風でかかしがぼろぼろになったけどよく頑張ってくれた。」という声がありました。
毎年、11月には「にぎにぎ会」という収穫を祝い、感謝する行事が行われます。全校の給食をカットして、PTA委員の方やボランティアの方の協力で、その年に穫れたお米をおにぎりにして、さつま芋をふかし芋にして食べます。沿革史によれば、平成6年度以前は収穫祭として行われていて、にぎにぎ会となったのは平成7年度からとなっています。脈々と引き継がれてきた本校の特色ある活動です。
平成25年度は、JAの方の指導のもと、お米は精米して88kgの収穫となり、過去最高の収穫となりました。また、にぎにぎ会の10日ほど前に行われた「大宮まつり」と呼ばれる学習発表会では、6年生が、自分たちの稲作体験に加え、稲作の歴史や世界の米を使った料理などについて、劇を交えて発表しました。児童からは、「JAの人の気持ちになって演じました。」というように実際の体験に根ざした感想がありました。
にぎにぎ会当日、命への感謝・収穫への感謝・お世話になった方への感謝を感じながら、全校児童と教職員・PTA委員とボランティアが新米のおにぎりを食べました。特に6年生の児童が、「どろや虫が大変だったことを思い出して食べました。」「今までのにぎにぎ会で一番おいしかった。」「自分たちが一生懸命作ったお米で下級生たちが笑顔で食べてくれたことがうれしかった。」「お米を作るときの苦労とうれしさを他の学年に伝えられてよかった。」と言っていたのが印象的でした。