モラルBOX日記

【岡崎市立豊富小】広げよう!情報モラル2013

公開日
2013/12/02
更新日
2013/12/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

*読み物資料「クラスのマーク」(4年生)を通して、情報モラルを学ぶ
 岡崎市では、「広げよう!情報モラル2013」のキャッチフレーズをもとに、学習情報部・道徳部・特別活動部・生徒指導部が連携し、市内の全小中学校で情報モラルの授業に取り組んでいる。1学期の学級指導に続き、2学期については、道徳心や倫理観の涵養といった道徳指導におけるアプローチが重要であるという見解のもと、1−(4)正直・明朗、2−(3)信頼・友情、などの道徳的価値を扱った読み物資料による道徳の時間の授業を実践している。上の写真は、資料「クラスのマーク」を通して話し合いをした後の板書写真である。
 友だちの考えた「クラスのマーク」を、無断でクラスのみんなの前に公表してしまった主人公の気持ちを時系列に追って考えたところ、徐々に罪悪感が大きくなっていく主人公の気持ちに多くの子たちが共感していた。そして、友だちの考えたマークには、その子の気持ちや思いがこめられていることに気付き、友だちの作成したもの(絵や文章、言葉等)はその子自身の思いであり、だからこそ大切に思いやって扱うことが大切であることまで話し合うことができた。そして、謝罪をした主人公の姿に、「正直・誠実」であることの価値を見出せた。
 小学校のうちから、こうした個人の情報を扱う意味や価値にふれる授業を行うことは、中学校以降で深刻化するSNS等におけるトラブルを防ぐことにつながるであろう。今後も、道徳の時間で地道に情報モラル教育をすることで、情報社会の特性の理解を深め、自分自身で正しい判断や望ましい態度を育てていきたい。

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