モラルBOX日記

【豊田市立道慈小】 「心の成長」を促す取り組み

公開日
2013/12/02
更新日
2013/12/02

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、教育目標を子どもたちに分かりやすい行動目標として、生徒指導の柱を「時間・あいさつ・よい行い」という合い言葉として設定しています。そして、具体的な7項目を示し、規範意識を高める指導を進めています。また、子ども自身が「よい行い」を見つけ、全校に広める方法として、「輝く道慈っ子」の掲示コーナーを児童玄関正面に設置しています。学校生活において気づいた友だちのよい行いをメッセージカードに書いて掲示させています。子どもたちは、自分のことを書いたカードを見つけるたびに、うれしそうに笑顔になります。
 「輝く道慈っ子」コーナーは、月末になると掲示しきれないほどのメッセージでいっぱいになります。毎週水曜日の朝の会の中に、「道慈っ子タイム」を位置付けメッセージカードを書く時間を確保していることによって、「班の下級生をやさしく面倒をみている」「図書委員会の仕事を一生懸命やっていた」などの、昨年度よりも「質の高い」多くのメッセージが寄せられるようになってきています。下校集会のときに、校長先生自らが、このメッセージカードの内容を紹介することで、子どもたちの「よい行い」に対する活動の輪は、ますます広がってきています。
 また、本校では「心の教育」を学校行事の中に位置付け、毎年11月に行う学芸会に向け、台本選びの段階から、「育てるべき心とは何か」という観点をもって取り組んでいます。本年度は、1・2年生が「家族愛」、3年生が「善悪の判断」、4年生が「自然愛(環境保全)」、5年生が「自己犠牲」、そして、6年生が「生命尊重」を扱った劇を演じました。6年生の劇は、『いのち』という題名で、第2次世界大戦で特攻隊として出撃し、亡くなった若者の心情を、6年生8名が表現しました。男子児童の中には、「今まで5年間の劇とは、はるかに違い、重い内容の劇でした。愛する家族と別れ、自分の命と引き換えに、未来の日本のために死んでいく決意を堂々と演じることができました」と、感想を述べる子どももいました。保護者の感想には、「涙が出た。年々、表現力が育ってきている」というものもありました。
 これからも、子どもが「よい行い」を見つける力を養うとともに、学芸会でしか得られない「心の成長らに追究していきます。

  • 1539053.jpg
  • 1539054.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10515612?tm=20240815153205

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10520158?tm=20240815153205