【春日井市立不二小】青虫さん ごめんね
- 公開日
- 2013/12/05
- 更新日
- 2013/12/05
ちょっといい話
本校では、平成21年度より栄養教諭を中心に学校体制で食育指導に取り組み始め、今年で5年目になります。「食を楽しみ いのちを大切にする児童の育成」をテーマに、全学年が実際に食物を栽培し、調理して食べる体験等を通して食の大切さについて学習をしています。
その一例として、毎年、3年生が大根の栽培に挑戦しています。JAの農業指導員さんの指導のもと、9月下旬に種をまき、まびきをしながら大切に大根を育てています。11月上旬には、写真に写っているくらいの大きさに生長しました。葉っぱが大きくなるにつれて青虫がよくつくようになりました。そこで、3年生の児童は、毎日、水やりをしながら葉っぱについた青虫を取り除いていました。
ある日、「青虫さん、ごめんね」といいながら、一生懸命青虫をとっている児童の姿を見かけました。大根を育てるために、青虫の命を犠牲にしなければならないことを学び、犠牲になった青虫の命を思う優しい心が育ってきています。また、「取っても、取っても青虫が葉っぱを食べちゃうから大変」と訴えてくる児童もいて、大根を育てている農家の方の苦労を実感していました。
これらの体験を通して、食べ物に感謝する気持ちが育ってくれればと思います。そして、立派な大根が収穫できるように、がんばれ3年生!