【稲沢市立明治中】人権講話:被爆ピアノを通して
- 公開日
- 2014/01/14
- 更新日
- 2014/01/14
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
稲沢市立明治中学校は道徳教育推進校として、心の教育を進めています。人権週間を前にした、平成25年11月29日(金)には、人権講話として、本校体育館にて、『被爆ピアノ平和コンサート』を開催しました。
被爆ピアノは、1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下された時、爆心地からわずか1.8キロの民家にありながら奇跡的に助かったピアノです。長い年月、ピアノの蓋は閉じられたままでしたが、60年後、ピアノの調律師である矢川さんがこの被爆ピアノに出会い、修復してその音色をよみがえらせました。
再生したピアノの優しく力強い音色に耳を傾け、平和について今一度考えるよい機会になるのではということでこのような会を設定しました。実際の被爆ピアノを前に、図書館司書補の佐藤さんによる絵本「ヒロシマのピアノ」の読み聞かせ、矢川さんによる被爆ピアノの紹介、さらには生徒による被爆ピアノの演奏という内容で行いました。
生徒は真剣にピアノの演奏や読み聞かせに耳を傾け、最後に被爆ピアノの伴奏で校歌を全校生徒で斉唱することで、気持ちを共有することができました。
生徒からは「被爆して長い年月が経っても力強く、きれいな音が出るなんてすごいと思いました」「傷だらけのこのピアノが原爆の恐ろしさを伝えるとともに、平和を語ってくれたのだと思います」「このコンサートで人権の大切さや、平和であることの大切さを知り、良い会だったと思いました」などの感想があがり、平和や人権について考える貴重な機会となりました。