【西尾市立矢田小】子どもたちと学ぶメディアリテラシー
- 公開日
- 2014/01/24
- 更新日
- 2014/01/24
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、今年度、PTA会員セミナーとして、PTA会長さんから「子どもたちと学ぶメディアリテラシー 〜さまざまな情報の取り扱いについて〜」というタイトルで講演会を行っていただきました。
5、6年生の児童215名と保護者30名程が参加しました。
PTA会長さんは、もともとパソコンにはくわしい方ですが、この講演のために、京都大学まで行って講義を聞いてきたそうです。
情報社会である現在、メディアが発信する情報には、偏りや誇張やうそなどが含まれていることが多くあります。
はじめに、現代社会は情報への依存度が非常に大きく、テレビの情報やインターネット上にある情報などをそのまま信じてしまうことで、成長していく過程で不利益になってしまうことのないよう、情報の受け取り方についてのお話がありました。次に、昨今問題として取り上げられるSNSを使った犯罪について、子どもたちがいつでも情報の発信者となれることを踏まえて、そのリスクについて、会長さん自らの体験談も含めて話をしてくださいました。
数年前の話ですが、会長さんは、パソコンのオークションで、お金を振り込んだところ、その後何も連絡がなく、数十万円をだまし取られてしまったとのことです。子どもたちは、身近な人の体験を聞くことで、自分の身近にも起こり得ることだと実感したようでした。
子どもたちの感想に、「ネットはよく使うし便利だけど、顔が見えないからこそ、相手が傷つくことを平気で言ってしまうかもしれません。」「グループ内で情報交換などをしていても、そのグループのだれかから情報が漏れて、下手をしたら、世界中みんなに見られてしまうことが分かりました。」「スマホやタブレットは欲しいけど、大きな事件を起こしてしまうことが怖かったです。」ということが書かれていました。