【岡崎市立岩津小】互いに認め合い、安心してかかわり合うことのできる子をめざして
- 公開日
- 2014/01/30
- 更新日
- 2014/01/30
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
岩津小学校では、「互いに認め合い、安心してかかわり合うことのできる子」をめざして、ふれあい活動を行っている。学級活動や道徳の時間を使った月に1回のロングエクササイズと朝タイム(20分間)を利用した月に2回のショートエクササイズがある。構成的グループエンカウンターあるいはソーシャルスキルを主に行っている。本校独自のエクササイズ資料集があり、各担任がその時期のクラスの実態に合わせて内容を選び、楽しみながらよりよい人間関係づくりに取り組んでいる。
たとえば、「?と!」というエクササイズでは、2人組になり、1人が好きな食べ物、好きな動物、好きな教科、好きなスポーツ、あるいは家族やペットなど、自分のことについて話す。もう一人は、持っている「?」と「!」のカードを出しながらひたすら話を聞く。2分ぐらいで交代する。このエクササイズのねらいは、相手のことを良く知り、心の距離を縮めることである。ポジティブな態度を引き出す小道具を使うことで、自然と人の話に耳を傾けることができるようにする。また、気持ちよく自分のことを聞いてもらうと、相手に好意的に接することができるようになることもねらっている。エクササイズを行った後の振り返りでは、以下のような感想がでた。
・今まであまり話したことのない子のことがよく分かった。
・男の子とこんなに話したことがなかったけど、意外と楽しかった。またやってみた い。
・たくさん話せて面白かった。
・普段はあまりしゃべらないけど、ちょっと仲良くなれた。
・いろんなことが言えて楽しかった。
・友達と笑ったりして、おもしろかった。
子どもたちは、ふれあいタイムを楽しみにしている。自分の話を聞いてもらったり、クラスのみんなと楽しさを共有したりする経験を通して、子供たちはクラスに自分の居場所を確保していくことができる。また、お互いの良さや苦手なところを認め合うことにより、言いたいことが言えるようになっていく。これが、子供たちの心を開放するだけでなく、学習の深まりにもつながっていくと考えている。