【愛西市立立田中】福祉実践教室
- 公開日
- 2014/02/03
- 更新日
- 2014/02/03
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
立田中学校では、お年寄りや障害を持った人たちのことを理解するとともに、思いやりの心と助け合う心を育むことを目的として、福祉実践教室を毎年開催しています。
本年度は、車椅子・手話体験・ガイドヘルプ・高齢者疑似体験の4つのグループで行いました。生徒たちの心に響く体験にするために、次の2つを重点項目にして取り組ませました。
○ 障害のある人の話をじっくり聞き、健常者が気づかない気持ちや感情を知り、援助にはどのような方法であたるべきかを知る。
○ 擬似体験を多く取り入れ、実体験をしながら、障害のある人の生活の困難さや不安な気持ちなどを理解する。
農村地域にある本校でも、高齢者と共に生活する家庭が減少傾向にあります。また、ゲーム機器や携帯電話の普及などにより、日常生活の中で相手の気持ちを考えながら聞いたり、話したりすることが苦手な生徒が増えているように思えます。
一方的な介護や手助けの方法だけを学ぶのでなく、高齢者や障害のある人と接することにより「思いやりの心とやさしさのありかた」「相手の気持ちの推し量り方」などについて学び、人の「温かさ」を感じ取れる生徒になってもらいたいと心から願っています。
<生徒の感想>
「ぼくは今日まで手話にはあまり興味をもたなかったけれど、今日の福祉実践教室を受けて、聴覚障害者の人たちが生活で困っていることを知り、話せないことはとてもたいへんなことなんだと強く思いました。手話などをもっと勉強して、駅などで聴覚障害者の方と出会った時に優しく声をかけてあげ、何かの役に立てる人になりたいです。」