【豊田市立前林中】地域社会貢献活動
- 公開日
- 2014/03/03
- 更新日
- 2014/03/03
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では一昨年度から「共に生きる」をテーマに道徳的実践力を養おうと、地域を中心に活動の場を校外に求め、総合的な学習と関連づけた総合単元的な道徳の実践を試みている。今年度も1年生では「食と命」、2年生では「わたしたちにできること」、3年生では「みちをひらく」をテーマにした総合単元(25時間)を組み、道徳の授業をそれらの中に盛り込み実践した。
写真は3年生のテーマ「みちをひらく」の課題の一つとして、人と関わり、人のために働く「プロジェクト」の1つで、地域の神社の清掃をしているところである。
神社の清掃は地域の方々が活動する毎月第2土曜日に行った。総代さんを始め、毎回30人近くの大人が参加している。その中に中学生も交じって活動した。活動時間は、朝8時から1時間程度であったが、生徒は7時40分に活動場所に集合し、任された社殿の清掃を毎回進んで行うことができた。熱心に活動する様子を見て、総代さんから祭礼の準備も手伝って欲しいと言われ、子ども御輿の補助や地域の家庭に配るお花飾りの作成も手伝った。通算7回の活動を行ったが、生徒は回を重ねるごとに、地区の方と挨拶を交わし、積極的に話をするようになった。
このプロジェクトを通して、生徒は「僕たちが生きていく上で地域との関わりは欠かせないことなので、自分たちも助け合いの心をつなげていこうと思った。」とか「この活動で、人との関わり方や礼儀、小さい子どもへの配慮の仕方を学ぶことができた。普段小さい子と接することがないので、適切な行動が取れるようになってよかった。」といった感想を述べていた。地域の方と一緒に活動することで、地域の方との交流が深まり、やがて大人になったとき、地域に根ざした活動の中心になっていくことを期待したい。