【幸田町立中央小】福祉実践教室について
- 公開日
- 2014/07/02
- 更新日
- 2014/07/02
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
6月13日(金)に57名の講師の方々をお迎えして、全校児童を対象に福祉実践教室を開催しました。本校では、平成8年度よりこの活動に取り組んでいます。当日は、学校公開も兼ねており、保護者の参観も多数ありました。
朝の開講式後、1〜5年生は、午前中に教室等で、各学年の活動に取り組みました。
【1年 学区老人クラブの方々との交流】
各クラスに10〜11人のお年寄りをお招きし、昔の遊び(こま回し、けん玉、お手玉、だるまおとし、折り紙など)を中心に一緒に遊びました。笑顔の絶えない時間でした。
【2年 手話体験】
初めに、言葉以外での伝え方(口の動き、身振り手振りなど)を学び、「動物あて」などの簡単なゲームをしました。その後、手話でのあいさつの仕方を学習しました。
【3年 車椅子体験】
車椅子の乗り方、乗っている人の助け方を学んだ後、2人組になり、「押す・乗る」体験をしました。最後は1人で移動する難しさも体験しました。
【4年 点字体験】
点字表をもとに、自分の名前、学校名、学年、学級、学校の電話番号を打ち、最後は点字で「しりとり遊び」を行いました。
【5年 介護体験と高齢者疑似体験】
介護体験では、半身や全身が不自由な場合を想定して、ゼリーを食べてみたり、食べさせてもらったりしました。
高齢者疑似体験では、目や上下肢が不自由な状態での動きや歩行を体験し、自分たちとの違いを学習しました。
【6年 老人福祉施設への訪問交流】
午後からは、6年生が老人福祉施設への訪問し、交流してきました。事前にお年寄りと楽しめるゲームなどを計画・準備して臨みました。活動後の施設職員へのお礼状には、次のような感想が書かれていました。
・最初に、おじいさんやおばあさんとしゃべれなくて、困ってしまいましたが、ゲームな
どをしていたら、最後には、お互いに笑顔で楽しくお話することができました。
・私たちが考えた風船バレーや玉入れなどみなさんと楽しく遊ぶことができて、とても楽
しかったです。
・お年寄りとあく手のとき、職員の方が「おばあちゃん、手をはなしてあげて」と言って
も、「いやだ」と言ってくださって、「ああ、そんなに私たちのことを歓迎してくれて
いるんだ」と感じ、とてもうれしかったです。
それぞれ学年に応じ、思いやりの心を育む活動ができました。