モラルBOX日記

【新城市立新城小】思いやりの心を育む「福祉体験教室」

公開日
2014/07/15
更新日
2014/07/15

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎年、地域で様々な福祉活動をされている方々を講師としてお招きし、「福祉体験教室」を開催しています。参加する学年は3〜6年生で、本年度は6月18日(水)にそれぞれ次のような体験活動を行いました。
3年生「ガイドヘルプ体験」
・ 目隠しをして、机の上に置いた物を確認したり、目隠しの子を連れて歩くことで目の不自由な人の案内を体験する
4年生「車いす体験」
・ 乗ることと押すことの両方を交替しながら体験する。障害物のあるコースも体験する
5年生「手話の学習」
・ 手話で簡単なあいさつや名前を覚え、会話をしてみる
・ 聴覚障がい者は、どのような工夫をして日常生活を送っているのかを知る
6年生「点訳の学習」
・ 目の不自由な人のために考えられた点訳の約束を知り、点訳器で実際に点字を打ったり、読んだりする
活動後の感想には、次のように書かれていました。
○ はじめは楽しみだったけど,やってみたらとてもこわかったです。でも,目が見える人がやさしくおしえてくれたので,ちょっと安心しました。わたしもやさしくガイドしました。
○ 車いすに乗るのは簡単そうに見えたけど,実際に乗ってみたらけっこう難しかったです。段差の時は特に難しくて,友だちに手伝ってもらわないと大変なことが分かりました。障害のある人の気持ちが少しわかったような気がします。
○ 耳が不自由だと、だいたいのことは伝えられても、心の中を伝えるのが難しいから大変だと思いました。でも、耳の不自由な講師の先生は笑顔で堂々としていて、とてもかっこよく見えました。不自由な生活を工夫で乗り越え、強さが身についたのだと思いました。
○ 目の見えない方々に協力できるように、点字ブロックの上に自転車などを置かないようにしたり、目の見えない人に会ったら優しく「大丈夫ですか」などと声をかけたりしたいです。
 本年度は、事前と事後にも1時間ずつ講師の方に指導していただく時間を設けたことで、例年以上に知識が増え、意識の高まりが見られました。来年度も「福祉体験教室」を行いたいと思っています。