【豊橋市立東陽中】 LINEのトラブルと予防策について
- 公開日
- 2014/10/07
- 更新日
- 2014/10/07
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
最近使用率が上がってきたLINEについて,どんな危険性があるか,またトラブルを回避するためにはどんなことに気をつけていったらよいのかを考える授業を2年生を対象に行いました。
まず,LINEの良い点では
・複数の人とコミュニケーションがとれる。
・自分で好きなグループが作れる。
・会話感覚で楽しめる。
・スタンプが可愛い。
などの意見が多く出ました。
次にLINEの良くない点では,
・自分がメッセージを読むと「既読」のマークがついてしまう。
・いろいろな友達のグループに入ると,数分のうちにたくさんのメッセージが来て返信が大変。
という「既読」マークによる精神的苦痛が多くありました。またそれによるトラブルも多数発生していることは,新聞やニュースで知っている生徒も多くいました。
では実際に「自分がトラブルに巻き込まれてしまったらどうするか」について,トラブルの事例を2つ挙げて話し合いました。
(事例1)「仲の良かったグループから突然退会させられてしまった」
(事例2)「LINEのグループが多すぎて毎日返信するのが大変になってしまった」
生徒は,個人で自分に起きてしまったらどうするかを考えた後,4〜5人グループを作り,意見を出し合って対処法を考えました。グループ協議の後,全体で意見を共有させましたが有効な対処法は見つからず,その解決方法に難しさを感じていました。
そこで,トラブルになってしまう前に自分たちで何かできることはないかと考え,再び4〜5人グループを作り意見を出し合うことにしました。
・LINEをする時間をみんなで決める。
・自分たちでルールを作る。
・LINEでのコミュニケーションを重視するのではなく,ふだんの学校生活でのコミュニケーションを大事にしていきたい。
などの予防策を考えることができました。LINEは,便利なツールであると同時にリスクを伴うものであり,使い方も様々なので,使い始める前にある程度の約束が必要だということを意識できたと考えられます。