モラルBOX日記

【瀬戸市立祖母懐小】メールのルール知ってる?

公開日
2014/09/19
更新日
2014/09/19

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の6年生のうち、自分専用のスマホや携帯電話を持っている児童は3割弱で、主に連絡等に使っている。しかし、親の携帯電話を借りてゲーム等をしたことのある児童は5割を超えており、急速に、子どもたちに携帯電話の利用が広がりつつあると感じる。そこで、利用上の注意を子どもたちだけでなく、保護者にも知ってもらい、親子でルール作りを行っていただこうと考え、学校公開の機会に、親子で携帯端末の使い方を考える情報モラルの授業を行うことにした。
 6年担任と養護教諭の2人で、「メールのルール知ってる?」という授業を行った。最初に保護者を入れた数名のグループで、携帯端末の特徴を考えさせて、同じ内容のものをグループ化し、長所と短所を学級全体で確認した。その後、コミュニティサイトに絡んで事件に巻き込まれた事例や、携帯の利用時間の実態を示したグラフを示し、携帯端末をどのように利用していくとよいかを親子で考えた。最後に、携帯電話をめぐる問題を考えるビデオを視聴させて授業をまとめた。
 授業後、子どもたちからは、「何のためにあるかを考えて使いたい」「きちんと時間を決めてやりとりした方がいい」などの感想が聞かれた。また、保護者からも「便利で魅力的な面ばかり注目されやすいが、犯罪に巻き込まれる怖さも教えていかなければいけない」との感想があった。
 同日、PTA主催の教育講演会として、愛知教育大学の野崎浩成教授に来校いただき、「ケータイ・インターネットの安全な歩き方」と題した集会を行った。どのように子ども達に使わせていくとよいかという問題提起をしていただくとともに、保護者や教職員で、便利な携帯電話を安全に使わせていくにはどうしていくとよいかを考える機会となった。

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