モラルBOX日記

【長久手市立北小】心の教育の公開

公開日
2014/11/10
更新日
2014/11/10

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、心の教育の公開の一環として、保護者や地域の方に向け、9月の授業公開にて各学年で道徳の授業を行いました。1年生は「ありがとう」(感謝)、2年生は「くろぶたのしっぱい」(規則の尊重)、3年生は「さかあがり」(勤勉・努力)、4年生は「輪投げはやめた」(自立)、5年生は「手品師」(信頼・友情)です。(6年生は少人数指導の様子の公開のため、3学期に道徳の公開予定。)その中から、5年生の授業の様子について紹介します。資料「手品師」を通して、「信頼・友情」の価値に迫る授業をしました。公園で出会った、父親が死に、母親も帰ってこない少年に、明日も来ると約束をした手品師でしたが、当日、大劇場に出演するチャンスが巡ってきます。「あなたが手品師だったらどうしますか?」と児童たちに投げかけ、理由も考えさせました。少年との約束(友情)を取るのか、念願だった自分の夢を選ぶのか。話し合いの中で、価値観の違いに気付いたり、自分の考えを深めていったりする姿が見られました。話し合いの中での考えの変化は赤白帽子で表しました。「約束は大事で破れないけれど、夢も捨てられない」「二度とないチャンスを捨てても約束を守るのは人としてすばらしいと思う」「いつか実際にこういうことがあったら、自分はどんな選択をするのだろうと思った」「自分のことだけを考えるのではなく、他の人のことを考えることの大切さを学んだ」など、授業後の感想では、葛藤しながら自分なりに真剣に考えた児童の様子が感じられました。
これからも、児童の心を耕し、心に響く教育活動を続けていきたいと思います。