モラルBOX日記

【新城市立新城中】様々な価値観を認め合い、考えを深める授業をめざして

公開日
2014/12/02
更新日
2014/12/02

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 「ゆうちゃんは許されたのでしょうか?」 さだまさしさんが実話をもとに作った「償い」という歌を、3年生の道徳の授業で取り上げました。

 仕事帰りに人をはね、死なせてしまった「ゆうちゃん」は、毎月遺族のもとに給料を送金し続けます。事故から7年目に初めて、被害者の奥さんから手紙が返ってきました。「ありがとう、あなたのやさしい気持ちはとてもよくわかりました。あなたの気持ちはわかるけれど、それよりどうかもう、あなたご自身の人生を元に戻してあげて欲しい」と。

 歌詞の重さを受け止めようと、真剣に歌に聴き入る生徒たち。中には涙を浮かべる生徒もいました。「手紙に『あなたの人生を元に戻して』と書かれていたから、許されたのではないか」「罪は許されていないけれど、奥さんはゆうちゃんの償いを受け入れ、許してくれたのでは」「人を殺すということは、絶対に許されないこと」「償う気持ちはたくさんあっても、人を殺してしまったことには変わりがないから、その気持ちだけで許されるということにはならないと思う」など、生徒たちは小グループでの考えの交流と、全体での話し合いを通して、命の尊さや誠実な行為について、考えを深める時間となりました。