モラルBOX日記

【東浦町立藤江小】仲間意識を育てる活動

公開日
2014/12/02
更新日
2014/12/02

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 本校では、毎年異学年集団交流活動を計画しています。1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生がペアを組み、年間を通して活動をします。高学年のリーダーシップ、低学年のフォローシップを育てると同時に、「藤江っ子」としての仲間意識を育てるというねらいがあります。
 1学期には「ペアよろしくねの会」があり、ゲームで楽しみながら新しい出会いをしました。次の活動として「ペア集会」があり、ペアで団結してスポーツ対戦をしました。2学期には、「ペア読書」・「ペア遊び」・「ペア給食」がありました。この頃になると上級生には下級生ペアに喜んでもらいたいという思いが育ち、ペア読書で読み聞かせをする本を選ぶのに時間をかけたり、読む練習をしたりして、熱心に活動していました。下級生ペアは、上級生に読んでもらっている本を食い入るように見つめていました。「ペア遊び」では、上級生は下級生ペアを楽しませるように思いやり楽しそうに活動できました。ドッジボールではボールを渡してもらった下級生は、とてもうれしそうに投げていました。ペア給食では上級生が下級生の給食を慎重に運び、下級生は上級生のそんな姿をじっと見つめていました。3学期には、ペアで行う「縄跳び大会」や「ペアに感謝する会」が計画されています。
 このように、仲間意識を高めていく異学年交流の取組を年間を通して行い、各活動でさまざまな工夫を凝らしながら企画しています。年度初めは「どんな相手が自分のペアなのかな」との不安も、時間の経過とともにその距離は近づいていき、次第に仲間意識が育っていることを実感できます。日頃の生活の中でも一緒に過ごすペアがあり、その結びつきは少しずつ強まっているように感じます。また、「あの子、○年生のときのペアだよ」と卒業してからも相手を覚えていて、そのときの思い出話をしてくれる子どももいます。仲間意識を高める活動は、大切な思い出づくりにもなっています。
 今後も学年という枠を越えた交流を通して思いやりのある子どもを育てていきたいと考えています。