モラルBOX日記

【刈谷市立東刈谷小】優しい行動に感心

公開日
2015/02/19
更新日
2015/02/19

ちょっといい話

現代社会は、人間関係が希薄になり、コミュニケーション能力の不足によるすれ違いや、周りへの配慮不足のために起きるモラル・マナーの低下が指摘されるようになってきています。本校でも友達の思いを考えずに自分だけの思いで活動したり、友達の意見を聞くことが不十分であったりする子どもたちの姿を見かけることがあります。
 そこで、当たり前10ヵ条に取り組んだり、個々を大切にし、互いに認め合う活動を取り入れたりして「自他を大切に人とかかわり合い、よりよく生きようとする子」を育てています。そのような子どもたちの様子の一場面を紹介します。
 体育の授業で、Aさんが転んでしまいました。そのとき、Aさんの手をつないで「大丈夫。一緒に走ろうね」と言ってくれたBさんの優しい行動に感心しました。さらに、泣いてしまったAさんのペースに合わせて、ゆっくり走るBさんを見て本当に優しい子だと思いました。「いいよ、先生が一緒に走るから先に行って」と言うと、Bさんは何度もAさんの方を振り向いて走っていました。みんなが集合している場所に近づくと、数人の子どもたちが駆け寄ってきて「Aさんがんばれ!Aさんがんばれ!」と応援してくれました。転んでしまい意気消沈していたAさんでしたが、みんなから励まされて嬉しそうでした。