本校の４年生は、道徳と総合的な学習と関連させた単元「広げよう！やさしさの輪」の学習に取り組んできました。７０年後の自分を想像することから学習をスタートしました。６月には介護福祉士の方をゲストティーチャーに招き、「年をとるってどういうこと？」をテーマに講話をしていただいたり、高齢者疑似体験をしたりしました。年をとることは「大変」「辛い」と感じた子どもたち。お年寄りの声を聞いてみようと、地域にある高齢者の福祉施設へインタビューや見学に出かけました。大変なことや辛いこともあるけれど、生きがいをもって元気に、生き生きと生活している多くのお年寄りに出会い、子どもたちは「すごい」「笑顔がいっぱい」「優しい」「楽しんでいる」と感銘を受けました。「また、おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行きたい！」「自分たちも何かしてあげたい」という子どもたちの思いから、交流活動を計画しました。
　１０月９日（木）に施設へ交流活動に出かけました。集まった入居者の方々に拍手で迎え入れていただき、温かい雰囲気の中、自己紹介、グループ遊び、肩もみタイム、歌とリコーダーの発表を行いました。耳の遠いお年寄りの方に近くに寄り添ってゆっくりと話したり、入居者の方にもっと元気になってもらいたいと肩もみをしたり、自然と相手のことを思いやって行動する子どもたちの姿にうれしい気持ちでいっぱいになりました。