モラルBOX日記

【東海市立加木屋南小】クラスの友達を思って・・・

公開日
2014/12/18
更新日
2014/12/18

ちょっといい話

小学校の活動には,学習発表会やドッジボール大会など,学級のみんなで協力して行う活動が多くあります。そんな活動の中であった,ちょっといい話を紹介します。

・6年生のある学級は校内ドッジボール大会に向け,オリジナルのはちまきを作成し,体育の授業時はもちろん,放課後の時間も使い,一生懸命練習に励んでいました。ところが,大会当日,男子の中心選手であるA君が発熱のため欠席してしまいました。後日,お母さんから聞いた話では,A君はその日,悔しくて涙していたそうです。担任の先生から,A君が欠席することが学級のみんなに伝えられると,皆驚いた様子でした。友人のB君が,『A君の分まで頑張りたい』と,A君のはちまきを巻いて大会に出場し,大活躍をしました。他の子たちも,A君の悔しさとこれまでの頑張りを胸に,力いっぱい試合をしました。そのおかげか,その学級は,みごと,全勝優勝を果たしました。

・2年生のある学級で,学習発表会の当日に欠席した友達C君に全員で手紙を書きました。『学習発表会に来られなくて残念だったね。でも,C君のせりふを,みんなで分けてがんばったよ。』『みんなで,C君のせりふを言って,大成功したよ。』『発表会に出られなくて,くやしかったね。早く元気になってね。』・・・・・。それをもらったC君からの返事は,『クラスのみんなへ。ぼく,みんなといっしょに発表会に参加できなくてくやしかったよ。でも,みんながぼくのせりふを言ってくれてありがとう。○○ちゃん,かえるくんの代役ありがとう。△△君,名前の由来を言ってくれてありがとう。・・(中略)・・。そして,先生,クラスのみんな,お手紙を書いてくれてありがとう。とってもうれしかったよ。おかげで熱が下がりました。本当にありがとう。Cより。』どれも,友達への思いと『ありがとう』がいっぱいつまった手紙でした。