【尾張旭市立西中】「シクラメン」
- 公開日
- 2015/01/18
- 更新日
- 2015/01/18
ちょっといい話
部活動の朝練習を見終えて、職員室に向かおうとすると、小雨そぼ降る中、
登校してきて階段を上がっていく3年生の女の子と並んだ。「おはよう」「おは
ようございます」…手にはビニール袋を持っていて、なにやら入っている。ふと
中に目をやると、今まさに旬の花「シクラメン」…「これ、教室に飾るために持
ってきたのですか」と尋ねると、少しはにかんで「ハイ」…
花の少ない冬に咲くシクラメンの可憐さは、進路へチャレンジをしていく時の
不安な気持ちを和らげてくれるかのようだ。そして、インフルエンザの流行りだ
したこの時期の、加湿効果。もちろん、教室の広さからすれば、加湿効果は、さ
ほど期待できないが。…「クラスで暮らす」…卒業までの出校日数が夏休みの日
数よりも少なくなった今、クラスを想った、この粋な計らいは、シクラメンの美
しさを上回って光を放つ。
授業後、誰もいなくなった教室に咲くシクラメン。シクラメンの花言葉は「憧
れ」「はにかみ」「愛情」「おもいやり」「絆」…肩をすぼめるぐらい、寒い、
寒い冬だが、心温まる思いに、少し早いが、きっとよい卒業式になるだろうなと
思い、シクラメンを後に、教室を出た。