モラルBOX日記

【尾張旭市立三郷小】地元の三味線奏者に学ぶ

公開日
2015/01/05
更新日
2015/01/05

ちょっといい話

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 「すごい」「かっこいい」「うまい」という感嘆の声があちらこちらから聞こえてきた。三郷小学校では、キャリア教育の一環で、12月10日の3・4時間目に体育館で「地元の三味線奏者に学ぶ会」を開いた。三味線奏者の岡野兄弟とピアニストの徳丸さんの3人に、全校児童・保護者・地域の人たちの前で演奏をしてもらったのである。岡野兄弟は、地元出身の三味線奏者で、最近はピアニストの徳丸さんと「陽影月(ひかげつ)」というグループを結成して、全国で活動している。冒頭の声は、3人がオープニングに「情熱大陸」という曲を演奏したときのものである。
 この会のねらいは、3人のアーティストたちに、かっこよくて素敵な演奏をしてもらい、三味線奏者という仕事について語ってもらことによって、子どもたちに働くことや人に喜んでもらうことのよさを感じてもらおうというものである。3人には、みんながよく知っている曲やオリジナル曲で会場を盛り上げてもらい、曲の合間に、今の仕事に就いたいきさつや仕事について感じていることを語ってもらった。特に強調していたことは「みんなが今からがんばれば、なりたいものに何にでもなれる」「演奏を聞いてくれる人たちが喜んでくれるときが1番嬉しい」ということだった。ラストは、最近人気の高い「千本桜」という曲を演奏し、非常に速いバチさばきも披露し、会場を沸かせて締めくくった。演奏会の後には、6年生と岡野兄弟たち3人との交流会も開き、仕事についての質問にも答えてもらった。
 各学年を代表する子どもたちの感想を挙げる。
1年生「なきそうになった。しょうらいのゆめをしゃみせんにしたいなとおもった。」
2年生「わたしはピアノをならっていますが、あまりじょうずではありません。でも、今日のはなしをきいてとてもゆう気づけられました。わたしもしょうらいにむけてがんばりたいです。」
3年生「今からなら、なんでもできるという言葉が心にすごくひびきわたりました。ぼくはサッカー選手になりたいです。今からはじめれば、がんばれると思います。」
4年生「岡野兄弟たちのえんそうをきいたり、話をきいたりして、いろいろ将来のゆめがどんどん楽しくなってきました。」
5年生「将来はたらくことが、以前に比べてとても楽しみになりました。」
6年生「ぼくも将来は、人を楽しませたり喜ばせたりする仕事につきたい。働くことの楽しさを岡野兄弟たちに教えてもらった気がする。」
 これらの感想を読んで、この会を開いてよかったと感じた。