【犬山市立犬山南小】異年齢の交流を通して
- 公開日
- 2015/01/13
- 更新日
- 2015/01/13
ちょっといい話
本校は,異年齢の交流を大切にした教育活動に取り組んでいます。たとえば,縦割り活動。毎年4月に1年生から6年生で構成されたグループを作り,縦割り遊びや長縄大会への取組を通して,絆を深めています。他にも,入学したばかりの1年生に対して,6年生が掃除のやり方を教えたり,下校のお迎えに行ったりもします。上級生は下級生の手本となる行いをしたり下級生の世話をしたりする中で,また,下級生は上級生のよい姿をまねていく中で,互いに成長できることをねらいとしています。
ここでは,2年生が行った『おもちゃまつり』について紹介したいと思います。生活科の学習で10月に『おもちゃまつり』を行いました。グループごとに工夫しておもちゃを作り,1年生を招待して行いました。「1年生を招待する」というめあてがあると,おもちゃ作りにも気合いが入ります。遊んだ人が楽しくなるようなしかけを作ったり,うれしくなるような飾り付けをしたりしました。また,1年生の子が分かりやすいようにと,立て看板や地図のついた招待状も作りました。当日は,実行委員が司会進行を行いました。どのコーナーも大盛況でとても楽しい時間を過ごすことができました。1年生の子に遊び方を説明する,優しく頼もしい2年生の姿をたくさん見ることができました。後日,1年生から「おにいさん,おねえさん,やさしくしてくれてありがとう。」「たのしいおもちゃをつくってくれてありがとう。わなげが一ばんたのしかったよ。」と言ったお礼の手紙が届き,お互いに温かい気持ちになりました。また,2年生からは「1年生が楽しそうにしてくれたからよかったです。」や「1年生の子に教えるのはちょっとたいへんだったけど,たくさん来てくれたのでうれしかったです。」といった,上級生らしい感想を聞くことができました。学年は1つしか違いませんが,2年生は1年生のお兄さん・お姉さんとして,思いやりの気持ちをもって活動することができました。この姿が1年生の子にも伝わり,また来年の活動につながるといいなと思います。
1月下旬には,2年生が育ててきた冬野菜を使って,豚汁パーティーをする予定です。1年生にもおすそわけをして,仲良く味わいたいと考えています。