【犬山市立東小】情報と安全について学ぼう
- 公開日
- 2015/01/13
- 更新日
- 2015/01/13
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
4年生から6年生の児童を対象にした携帯・スマホなどのアンケートを行いました。その結果、およそ4割の児童が自分用の携帯・スマホを持っていることがわかりました。持っていない児童の6割が自分用の携帯電話を欲しいと家族に言ったことがあり、携帯を持つ時期について家族と話し合ったことがあることもわかりました。また、携帯・スマホ以外にもゲーム機を情報端末として活用しているといった実態もわかりました。また、使い方について、家庭で話し合っている割合は7割であり、安全に利用するためにも意識を高める必要性が明らかになりました。
そこで、これらの危険を知り、安全に活用できる子どもを育てたいと考え、情報モラルソフトの「あんしん・あんぜん情報モラル」を活用した教育実践に取り組みました。学年の発達段階に合わせて、6年間を見通した計画を立てました。年間1〜2時間を犬山市教育委員の委託を受けた民間業者の支援を得て、担任が指導を行いました。
学年別の主な学習内容は以下ものとなります。
1年生:知らない人に、連絡先を教えない
決められた利用の時間や約束を守る
2年生:大人と一緒に使い、危険に近づかない
不適切な情報にあわない環境で使用する
3年生:情報には誤ったものもあることに気づく
危険に出会ったときは、大人に意見を求め、適切に対応する
4年生:情報の発信や情報をやりとりする場合のルール・マナーを知り、守る
個人の情報は、他人にもらさない
5年生:ネットワークは共用のものであるという意識をもって使う
情報の正確さを判断する方法を知る
6年生:情報の破壊や流出を守る方法を知る
人の安全を脅かす行為を行わない
1年生の実践例では、「知らない人に、連絡先を教えない」に取り組みました。小学校1年生の主人公が、一人で留守番をしている時に、電話で知らない人から名前や連絡先を尋ねられるというストーリーの動画を見ながら、どのような対応をしたらよいのかを考えました。「知らない人に教えない。」とか「お母さんに相談する。」などの意見がでました。
授業後に、家庭通信を配布し、家庭への話題提供を行いました。授業を通して、「知らない人に電話番号を聞かれても絶対教えない。」「分からないときは電話を切る」などの感想をもちました。
支援者によると、情報モラルは繰り返し指導していくことが大切だそうです。繰り返し指導することで、安全に活用できる子どもを育てたいと考えます。