モラルBOX日記

【岡崎市立小豆坂小】優しい・すてき 優しさと絆を大切にする子供たち〜異年齢・地域の方との交流〜(ふれあいタイム)

公開日
2015/01/22
更新日
2015/01/22

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎週火曜日の業前、8時15分から25分までの10分間を異年齢交流による『ふれあいタイム』と称して活動しています。「今日はふれあいタイムがあります。」という放送と共に流れる音楽、♪春風そよぐ 菜の花に♪『おかざき心の歌』に合わせて、活動の場に一目散に移動していきます。 
 そこでは、異年齢集団による遊びや活動を通して、優しい心や思いやりの心、コミュニケーション能力を育むことを目的としています。
 『ふれあいタイム』は、1年から6年生の子供たちを縦割りで、21班に分けて行います。6年生の班長・副班長を中心に、室内遊びと外遊びの計画を立てたり、遊びがスムーズにできるように声をかけたりして班長・副班長の役割を果たしています。
 室内遊びは、カルタやけん玉、お手玉、こま遊び、ゲームなどです。外遊びは、運動場にある遊具を使ったタイヤ跳びや丸太わたり、運動場を使った鬼ごっこや大縄跳び、ドッジボール遊びなどです。他には、どんぐり広場でのジャングルジムや登り棒、つり輪遊びもあります。また、けやき広場では、フラフープや一輪車、竹馬等の遊具を使った遊びをしています。短い時間ですが、多種多様な遊びをして、汗いっぱいになります。
  運動会では、「ふれあい玉入れ」をします。ペアで並んで入場したり、玉入れをしたりします。チームごとに力を合わせていきます。
  収穫の季節には、学校の回りにあるミカンの木の全校ミカン狩りをふれあいタイムのペアで行いました。お兄さんやお姉さんに枝を支えてもらったり、高い枝に届くように抱っこをしてもらったりしていました。「わたしがとったミカンいい匂いがする。」両手で大切にミカンを持つ子供たち。このミカンの木は昭和59年度第1回卒業記念樹として植えられ、昭和62年度に初めてミカンの収穫ができたようです。ミカンの実を通して、30年間先輩から受け継いできた小豆坂小学校の心に触れる時間となりました。「家族と分けてミカンを食べた。」「少しおいて甘くしてから食べた。」とうれしそうに話をしていました。また、6年生が中心となり、登下校でお世話になっているスクールガードの方に手紙を書き、感謝の気持ちをこめて収穫したミカンを渡しました。スクールガードの方から、子供たちの気持ちがうれしかったという言葉をいただくこともできました。
 3学期の2月には、今年から「ふれあいデー」として、ふれあい班に分かれ、ふれあいペア単位で、弁当を食べたり、ゲームをしたりする予定です。給食から5時間目終了までの2時間程度をふれあい班で一緒に過ごします。ふれあい教室に集合し、弁当で昼食をとった後、計画された遊びをして活動をし、チームごとの絆を深めていきます。
 このような『ふれあいタイム』の交流を通して、上学年は下学年に優しく接したり、下学年は上学年の頼もしさにふれたり、地域の方と関わったりして、互いを思いやる心や好ましいコミュニケーションの取り方を身につけたり、感謝の心が育ちつつあります。
 ふれあいタイムの成果は、学校生活のいろいろな場面で表れています。登下校の通学団登校、掃除での6年生と1年生が一緒に行う教室やトイレ掃除、2年が企画した学校紹介・ゲーム・種のプレゼント・学校探検などの1年との交流「アサガオ集会」などの異年齢による活動が円滑に進んでいます。
 本校では、これからも異学年交流活動や地域の方との交流大切にし、子供一人一人が自分の役割を考えて行動することや、優しい心や思いやりの心、感謝する心、かかわり合う力の育成に努めています。