【豊田市立梅坪小】 「全校縦割り活動(異学年交流)」で思いやりの心を育てよう!
- 公開日
- 2015/01/29
- 更新日
- 2015/01/29
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
梅坪小学校は縦割り活動を行っています。縦割り活動のグループは、全校を4グループ(4色)に編成し、Lユニット(210人程度の大集団)とMユニット(35人程度の中集団)、Sユニット(6人程度の小集団)で構成されています。縦割り活動のねらいは、他学年の子とのかかわり合いを通して、異学年で交流する楽しさを感じさせるとともに、下級生を思いやる気持ちや、上級生に対して感謝する気持ちをもたせることです。本校が縦割り活動を行って、今年で10年目。縦割り活動が根付いていることが、生活の様々な場面で見られます。
運動会では、Lユニット対抗で競技を行い、得点を競い合いました。高学年が中心となり、ユニットごとにアイデアを出し合って応援合戦のためのエールや踊りを考え、朝の会の前に低中学年の子に教えました。
年間で7回の「なかよし遊び」も行います。「なかよし遊び」では昼の20分放課を利用し、Sユニットで遊びの計画から実施まで高学年が中心となって進めていきます。1月の後半からは、Sユニットで長縄の練習を始め、2月にはユニット対抗なわとび集会が開かれます。1月後半になると、運動場のあちらこちらで、ユニットごとに集会に向け、練習している様子が見られるようになります。
10月の初めには「なかよし徒歩遠足」があります。それぞれのユニットで高学年が中心となりレクリエーションを考え、自分たちで準備をするとともに、当日もリーダーとなり、班の子たちを楽しませます。
子供たちが毎年楽しみにしているのが、2月には全校で行く「なかよしバス遠足」。今年は明治村に行く予定です。Sユニットごとに、どのように回るか話し合いながら計画を立てていきます。
初めはどうやって話しかけたらよいのか、戸惑っていた高学年の子も、回を重ねるごとに低中学年の子への言葉掛けや接し方がうまくできるようになるとともに、低中学年の子も高学年の子の話に耳を傾け、慕う姿が見られるようになってきました。
縦割り活動も10年目を迎え、高学年の様子を見て憧れをもったり、自分が高学年になった時にそれを生かして低学年に接したりする姿があります。これからも縦割り活動を通して、子供たちの心を耕し、相手を思いやる心を育てる「梅坪の伝統」として引き継いでいきたいと思います。