【東海市立加木屋中】レモンの樹
- 公開日
- 2015/02/16
- 更新日
- 2015/02/16
ちょっといい話
皆さん,レモンの樹を知っていますか。
先日,学校評議員会でこんな話を聞きました。
インフルエンザが流行し,2週間にわたり部活動を自粛していた時のある土曜日。
合唱部のある生徒が,「歌を歌いに行かない」と言い出したことをきっかけに,自主練習をすることになりました。集まったのは、公民館の公園。
そこで、練習をしていると公民館で,その日は,何人かの大人の人が集まって作業をしていました。それを見ていた生徒の一人が「何をしているんですか」と聞いたところ、「レモンの樹を今から植えるんだよ」とのこと。このレモンの樹は、この地区の「レモンの会」の人たちが、地区のふれあい祭でレモンケーキを作る材料のため植えているものです。
合唱部の生徒は、みんなで相談して、その手伝いをすることとなりました。
彼女たちは一生懸命,苗を植えるのを手伝いました。その植樹にたまたま参加していた学校評議員の方はその姿を見て,とても感激し,それを紹介してくれたのです。
本校は「言葉磨き・心磨き」に取り組んでいます。その成果として,生徒の中にボランティアの心が確かに育っていることをうれしく思います。
本校の生徒は、他にも地区のふれあい祭のボランティアとしてフライドポテトの販売をお手伝いする生徒や,懇談会前に昇降口の砂が気になり誰に言われるのでもなく黙々と掃除する生徒等,ほんの些細なことですが自発的に取り組む生徒の姿を見ることが多くなり,うれしい限りです。今後もその生徒たちを応援してきたいと思います。