モラルBOX日記

【北名古屋市立師勝南小】情報モラル育成の実践

公開日
2015/02/25
更新日
2015/02/25

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

「情報」は今や、児童の生活に密着しているものだと言える。また、情報は携帯電話やインターネット、通信ゲームなどにより、児童にとって身近なものになっている。そこで、情報化した社会について学び、氾濫する情報の中から、正しい情報を見分け、判断し、活用できるような情報モラルを育成することをねらいとし、授業等の実践を行った。

11月
情報モラルの育成をねらいとした携帯電話安全教室を実施した。これまでに携帯電話を使用したことのある児童は約90%おり、ほとんどの児童がその便利さを実感している。しかし、その便利さの裏側にある危険性については、ほとんどの児童は理解しておらず、いつでもつながる便利なものという認識だった。携帯電話安全教室では、個人情報の重要性やメールの危険性などを分かりやすく学ぶことができた。
・ ブログやホームページは不特定多数の人が見ることができるものなので、個人情報を載せると危険である。
・ メールは、人の感情は文字では伝わりにくく、トラブルの原因になりうる。
児童の生活に密着した内容であったため、児童は話をしっかり聞くことができ、情報について考えるきっかけになった。

12月
社会科の単元で「情報化した社会とわたしたちの生活」があり、情報について考えた。身の回りの情報メディアについて考え、テレビ放送のしくみや医療現場でも使用されていることなどを学び、情報ネットワークの広がりについて考えることができた。また、グループでの話し合い活動では、情報化の進展によって生じる問題点や個人情報の扱い等について考えた。
<児童からの感想>
・怪しいと思った情報サイトには絶対に入らない。
・住所や電話番号をむやみに人に教えない。
児童にとって、情報ツールとはただ便利なものという認識から、使い方によっては危険性をもった一面もあるものということを学んだ。さらに、情報を扱う上で注意しなければならないことを考え、情報化社会を生きていく上で、氾濫する情報から正しい情報を選択する判断力の必要性について考えた。

1月
国語科の単元で「ゆるやかにつながるインターネット」があり、インターネットと人のつながりについて考えた。この単元では、インターネットの良い点と注意が必要な点について考え、筆者の考えを理解するとともに、自分なりの考えをもつことを目標とし、話し合い活動を通して考えを深めた。児童は、インターネットを使って調べものをしたり、ゲームの通信をしたりと日頃から情報ツールに触れていることが多く、考えやすい内容であったため、どの児童も意欲的に学習することができた。インターネットの良い点と注意が必要な点を理解した上で、これからの自分の生活にどのように生かし、インターネットの正しい使い方や人とのつながり方を考えていくべきかを理解することができた。